【楽天22回戦】終盤一気に逆転で今井が楽天から6勝

2024年8月24日 楽天22回戦

楽天の先発岸の前に貧打線が沈黙。一方、楽天が得意なはずの今井が制球に苦しみ、6回に3連打と内野ゴロで2点を先制される。

7回を投げきったところで今井はマウンドを降りたが、7回裏にライオンズ打線が奮起。佐藤龍の一発を皮切りに岸を攻め立て、古賀、西川の連続タイムリーヒットで逆転に成功した。負けの権利を持っていた今井には一転して勝ちの権利が転がりこんできた。

逆転した8回には平良、9回にはアブレイユが登板。9回には奥村の好プレーもあり、最後はアブレイユが三振で締めてゲームセット。

完封ペースで抑え込まれていた試合であったが、終盤に逆転して今井はすべて楽天から挙げた勝利で6勝目を挙げた。

流れを変えた佐藤龍

序盤は岸の前に三振の山を築いたライオンズ打線であった。2回から4回まで2三振ずつ、3イニングで6三振を喫すると、5回からはいきなり積極的なバッティングに切り替わった。

早めに手を出していくというベンチの指示だったのだろうが、「積極的」をはき違えた打者ばかりで、初球から何でもかんでも手をだし、5回は打者4人で4球、6回は打者3人で6球で抑え込まれた。

頭が痛くなる攻撃であったが、7回先頭の佐藤龍が流れを変えた。

ただ投げられるボールを初球から振り回すだけの打者ばっかりだったが、佐藤龍は2球目の投球前に打席を外した。ただタイミングが合わなかっただけかもしれないが、岸のリズムを崩す工夫があったのは佐藤龍だけであった。その佐藤龍は3球目をレフトスタンドに運ぶと、このホームランから打線がつながった。素晴らしい打席であったと言える。

その佐藤龍は次の打席で2試合連続の死球で渡辺監督代行がキレた。指揮官が気持ちを出すことは大事であり、選手たちも気合が入ったことだろう。

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