2024年8月31日 日本ハム19回戦
今季のBクラスが確定し、消化試合となったライオンズの先発は2桁勝利に望みをかける今井。序盤から好投した今井であったが、7回に連打でピンチを招くと、スクイズで先制点を失った。
7回まで2安打で敗色濃厚だったライオンズは8回、先頭の外崎が2塁打で出塁すると、バントで送り1アウト3塁。このチャンスで古賀が内野ゴロに倒れたものの、続いて登場した代打栗山が初球を振り抜くと、ライトスタンドギリギリにボールが飛び込む代打逆転2ランホームランをぶちかました。
8回まで投げて勝利投手の権利が転がりこんできた今井に代わって9回にはアブレイユが登板。1人のランナーを許したものの、最後はメリーゴーラウンドの併殺でゲームセット。前日の敗戦の鬱憤を晴らす勝利となった。
ナベQのコメントには疑問
試合後のインタビューで渡辺監督代行は、隙をつかれた失点と評したが、あの場面のスクイズを隙だと言うのはどうかと思う。
1アウト1,3塁の場面で3塁ランナーをレイエスから俊足の五十畑に代えた。そして打席には上川畑である。誰がどう考えてもスクイズがあり得る場面である。ベンチも選手も準備ができていなかったと言わざるを得ない失点である。これを隙だというのであれば、どれだけ考える能力がないのだろうか。
また、この場面はレイエスを3塁に行かせない守備が必要であった。ライト長谷川のチャージも甘かったし、3塁への送球は酷かった。刺せないような送球しか投げられないのであれば、カットマンの源田にすかさず返す返球が必要であった。
一方で渡辺監督代行は、栗山に対して役者が違うと評したが、これには賛成である。2アウト3塁で代打栗山。1点リードしている日本ハムは左腕河野に代えたが、栗山に対して無理に勝負する必要はなかった。
逆転のランナーを出したくないとはいえ、カウントが悪くなれば故意四球で源田勝負でもいい場面だったように思うが、キャッチャー伏見の外角の構えに対して、真ん中高めへ入った完全な失投である。日本ハムにも隙があったのではないだろうか。
残りの消化試合、いかに隙と考えているものを失くせるか見てみたい。
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