ついに松井監督が休養

オリックスに連勝した試合後に休養が発表された

連敗が止まり、終盤の逆転劇で連勝した試合後に松井監督の休養が発表された。休養という解任である。

今シーズン、開幕直後は単独首位に立つこともあったが、結局連敗続きで現在は15勝30敗の最下位である。

外国人がハズレ、打線は全く機能せず、現状の戦力が低いということに関しては多少同情の余地はあるものの、かと言って松井監督がそれを打破するような采配を振るったかと言えば、それも疑問である。休養は仕方ないところであろう。

何か残せたのだろうか

松井監督は監督としてチームに何か残せたのだろうか。

日本ハム新庄監督は1年目から万波、清宮、野村を使い続け、(今シーズンの清宮と野村はイマイチだが)それなりに活躍できる程度の選手になった。起用し続ける覚悟があったからではないだろうか。

一方の松井監督はどうだろうか。贔屓の選手がいるものの、その選手の起用も中途半端。9番で起用したかと思ったら、次の試合ではクリーンナップだったり、打てないのは選手の責任ではあるが、決まった役割を与えなかった監督にも大きな責任があるだろう。

結局ドングリーズから抜け出す選手を出すことはできなかった。

腹をくくった采配だったのか

今シーズンは1本が出ないという言葉を何度聞いたことだろうか。1本が出て得点できるのは山賊打線までである。1本が出ずにいかに得点を取るか、それがベンチの采配の見せ場ではないだろうか。

ランナーが出て、バント、バスター、盗塁などでチャンスを作るところまではいい。しかし、3塁にランナーを置いてからは采配を放棄しているように見える。ゴロゴー程度のサインしか出していないのではないだろうか。結局、ノーアウト、1アウトで3塁にランナーがいる場面で全くと言っていいほど得点できない。

スクイズもなく、1,3塁でのダブルスチールもない。仕掛けて失敗し、点が入らなくても仕方がない。仕掛けることに意味があるのである。スクイズもダブルスチールも無いと分かっていれば、相手チームの投手、守備に与えるプレッシャーは全く違うだろう。

1点を取る采配をしてないから1点差で負ける試合が多いのである。ただただ選手任せでベンチが腹をくくることができなかった(本人は腹をくくってやっていたのかもしれないが)、これが松井監督の大きな失敗ではないだろうか。

最後のオリックス3連戦では、古賀にスリーバントを命じるなど、ようやく腹をくくった采配を見ることができた。もう少し、このような采配が早くみられれば休養という結果は違うものになっていたのかもしれないと、個人的には思う。

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