2024年7月17日 オリックス15回戦
先発青山美夏人がプロ初勝利を初完投初完封で挙げた。
序盤こそ逆球が多かった青山だが、打たせて取るピッチングで調子を上げた。6回のピンチを凌ぐと、オリックス宮城にノーヒットに抑えられていた打線が奮起。
古賀の初ヒットを皮切りに源田が続き、奥村がプロ初タイムリーヒットで初打点を挙げると、さらに西川まで続き4連打で2点を奪った。さらに山村の犠飛を挟んで野村、岸の連打で合計5点のビックイニングを作り、宮城をKOした。
5点のリードをもらった青山は危なげない投球を続け、8回には山村のダメ押し弾でリードを広げると、9回は3人で抑えてゲームセット。
菅井、渡邊、青山のフレッシュな3人が好投し、渡邊は勝てなかったが、オリックス3連戦を勝ち越しで終えた。
青山の投球
9回106球、被安打3、四球1の素晴らしい投球であった。前回登板では、援護は1点しかもらえず、継投失敗でリリーフに勝ち星を消される試合だった。
この試合では、援護点を多くもらえたが、リリーフに勝ち星を消されないには完投しかないわけである。青山自身の投球で勝利を勝ち取ったと言える文句ない初勝利であった。
打線がつながった
好投手宮城に対して打線がつながった。打線がつながったのは源田のヒットが大きかったのではないだろうか。
源田の初球は低めのスライダーで決して甘い球ではなかった。好調であるが故、打てたのか、上手くすくったボールは1塁手の頭を超える2塁打となった。
さらに続く奥村は2球で追い込まれたが、3球目の低めの変化球を拾った。この球も決して悪い球ではなかった。宮城としては全く悪い投球ではなく、打った方を褒めるべきバッティングであろう。2人続けていい球を打たれて宮城には精神的なダメージがあったのではないだろうか。
結局あれよあれよと打線がつながり合計5得点。打てない打線が好投手宮城に集中打を浴びせるのだから野球は面白い。
コメント