2025年5月1日 楽天4回戦
ライオンズは今季初先発の與座。コントロールの悪い與座であるが、この試合はコントロールに苦しむことなく、いいピッチングを披露した。
いつもの通り初回にライオンズ打線が先制すると、1点リードを與座が6回まで守り、リリーフ陣につないだ。
7回甲斐野、8回佐藤隼はあいかわらず不安定な内容。なんとか無失点で9回を迎えると、この試合ベンチ外の平良に代わってウィンゲンターが初めてセーブシチュエーションでの登板となった。
しかし、そのウィンゲンターが誤算。2塁打とワイルドピッチでピンチを招くと、内野ゴロで同点を許しセーブ失敗。
同点となった9回裏、1アウト1,2塁のサヨナラのチャンスであったが、3塁コーチ熊代の判断ミスで2塁走者が本塁憤死し、延長戦に突入した。
最後は、楽天の守備のミスでゲームセット。10回、ノーアウト2塁からひら沼のライト前で1,3塁になるはずが、ライトの返球をカットマンが弾いてサヨナラのランナーが生還。終盤はゴタゴタした展開であったが、なんとかサヨナラ勝ちに結び付けたラインズは楽天を3タテし2年ぶりの5連勝を飾った。
判断ミス
同点に追いつかれた9回、ウィンゲンターが打たれた2塁打は長谷川がダイブした結果であった。
1アウトランナーなしの場面で、長谷川は無理をしてダイブする必要があっただろうか。西川のバックアップが早かったため2塁打で済んだが、下手したら3塁打もあり得るダイブである。ダイブしてキャッチすればヒーローかもしれないが、ここはそこまでリスクを取る場面ではなく、判断ミスと言われても仕方ないプレーであった。
さらには、9回裏の3塁コーチ熊代の判断である。2塁ランナー滝澤ではあったが、前進守備のレフトとレフトが捕球した時の滝澤の位置を考慮すると、回したのは熊代のミスである。1アウト満塁にしてサヨナラ勝ちを狙うべきであった。
失点につながるミス、得点を拒否するミス、試合終盤にこれだけミスが重ねるのは非常にまずい。
平良がベンチ外
連投していたわけでもない平良がベンチ外となった。結果、初めてのセーブシチュエーションでの登板となったウィンゲンターが失点。
リリーフ陣は不安定過ぎるし、平良も不安定であるが、わざわざ平良をベンチ外にする必要はあったのだろうか。
明日は試合がなく、この試合平良が登板しても2連投となるだけである。どういう判断で平良を外したのかライオンズ首脳陣の考えを知りたい。
コメント
youtubeでのサヨナラシーンをよくよく見ていると、代走の仲田選手が送球をしっかりと見ている。(彼の走塁を褒めていたファンがいた。)当たり前と言えば当り前だが、サードコーチもワンテンポ指示が遅いし、仲田選手はコーチの指示ではなく彼自身の判断で、陰に隠れた走塁であったと思う。試合の結果は、同じであったかもしれないが、取れる時に取っておかねば・・・・・が野球である。熊代コーチも改めて、サードコーチの難しさを感じたであろうし、西武ナインも野球の怖さを感じたであろう。チーム力を上げるワンプレイであったと思う。この走塁で仲田選手の先発もあるかもしれない。