2024年5月25日 オリックス8回戦
前日の試合で最終回に大量5点を奪われて今季初の8連敗となったライオンズは、先発渡邊勇太朗に連敗ストップを掛けた。
今季2度目の先発登板であったが、渡邊は前回登板と変わらず直球の制球が悪く、先頭打者を出塁させる苦しいピッチング。渡邊は5回まで投げたが、ライオンズ打線が得点を奪った直後に失点を繰り返し、球数も嵩み97球3失点でマウンドを降りた。
さらに、6回マウンドに上がった田村があっという間に2失点で、3点ビハインドとなり、この時点で連敗脱出は難しいと思われた。
しかし、7回に若手中心の下位打線が連打を浴びせ、6安打をすべて単打を集中させて4点を奪い逆転に成功。
不安定なリリーフは8回平井がつなぐと、9回は前日敗戦投手となったアブレイユが登板。そのアブレイユは気合の入ったピッチングで3人で抑えてゲームセット。ライオンズの長い長い連敗がようやく止まった。
渡邊勇太朗は厳しい
2度目の先発でも変わらず制球難。前日の試合では高橋光成が3連続四球から逆転を許す不甲斐ないピッチングだったが、この試合の渡邊も同様に四球から崩れそうな内容。
直球で思うようにカウントを稼ぐことができず、球数は多く、テンポは悪い。高橋光成の劣化版という感じである。
現状では渡邊は、その高橋光成と先発ローテーションの5番手、6番手を争っていると言えるだろう。次もこのようなピッチングならローテーションから外すことも考えるべきだろう。
打線の中心
連敗中でも孤軍奮闘していた蛭間であるが、この試合は岸、平沼が続いた。
蛭間はずっとスタメンで起用されており、このまま打撃の結果に関わらず使い続けるべきだろう。問題は岸と平沼である。打っても簡単にスタメンから外される2人である。
現状では1塁を守る選手が佐藤龍と平沼くらいであり、平沼はしばらくスタメン起用となるだろう。一方の岸は、打っても次の日にはなぜかベンチスタートとなることがある。現状の外野陣では蛭間に並んで岸が安定している。
打順をいじりまくることが仕事だと思っているベンチの明日以降の選手起用に注目したい。
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