【日本ハム9回戦】延長12回、2度のサヨナラ機を勝ち切れず引き分け

2024年6月26日 日本ハム9回戦

武内が復帰し久しぶりの一軍登板となったが、初回から制球に苦しんだ。いきなり3連打を浴びて1点を失うと、味方のエラーも絡んで2点を失った。しかし、武内は2回以降立ち直り、2回に味方打線に追いついてもらうと、以降は尻上がりのピッチングを披露した。

8回途中でマウンドを降りた武内は2失点で勝ち負け付かず、久々の一軍登板ながらさすがの投球であった。

同点のまま延長に突入した10回、ライオンズはサヨナラの最大のチャンスを迎えた。滝澤のヒットでサヨナラかと思われたが、2塁ランナー長谷川が3塁オーバーランでチャンスを潰した。

12回にもサヨナラのチャンスを作ったライオンズであるが、最後は松原のレフト後方への飛球に日本ハム五十畑のスーパープレーでサヨナラを阻まれてゲームセット。

引き分けたライオンズは2連戦を若干モヤモヤするものの1勝1分で勝ち越した。

選手だけでなく監督コーチが…

貧打は選手の責任であるが、10回のサヨナラ機を逸したのは紛れもなく3塁ベースコーチの阿部コーチの責任である。

10回裏2アウト1,2塁で滝澤の打球はサード頭上を越えた。阿部コーチは右腕をグルグル回したが、2塁ランナー長谷川が3塁ベースを踏むと同時にストップ。止まり切れずにオーバーランした長谷川は帰塁が間に合わず、3塁ベース到達前にアウトとなった。

さすがに阿部コーチの判断が遅すぎる。2アウトだし、それだけ判断が遅れたのであれば、タイミングは本塁アウトではあったが、本塁突入させてもよかっただろう。アウトになった後、長谷川が阿部コーチを一瞥した気持ちはよく分かる。

さらには12回、1アウトから長谷川がヒットで出塁したが、炭谷の代打に牧野を送ると、なぜかバントのサイン。結局牧野はバントを決められず、エンドランで何とかランナーを進塁させたが、バントで送るつもりであるならば炭谷のままでいい。全く意味の分からない采配である。

打てない打線なのだから、せめて監督コーチだけはミスなく選手を導いて欲しいものである。

ライオンズデビュー戦の松原は音無し

トレードで加入した松原が1番スタメン起用となったが、ヒットは出ず2三振。いきなりの1番起用で気負いもあったのかもしれないが、まずは1本欲しいところである。

ただ気になるのは多少振りが大きいいのではないかと思われる。強いスイングと大振りは違うが、もう少しコンパクトに強いスイングをしないと若林と変わらなくなってしまう。

守備ではセンター岸と譲り合う場面もあり、守備での連携も早々に慣れてほしい。しばらくは1番で起用されることが見込まれるが、早めに結果が出てほしい。

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