【ソフトバンク7回戦】武内アブレイユの完封リレーで久々の連勝

2024年5月3日 ソフトバンク7回戦

今季6連敗中、まだ勝ち星ゼロの相手ソフトバンクに対し、ライオンズ先発のルーキー武内が孤軍奮闘。援護点がもらえない中、スコアボードにゼロを続けると、6回に満塁から相手守備の判断ミスで1点をもらった。

その後も安定した投球を続けた武内は8回まで投げて100球無失点でマウンドをアブレイユに譲った。

前回の対戦で痛い目にあったアブレイユであったが、気合と力の入るピッチングでソフトバンク打線にやり返し、1点を守り切った。完封勝利でライオンズは久々の連勝を挙げた。

野球脳の低さが試合を左右する

ライオンズはあいかわらずの貧打線であったが、虎の子の1点はソフトバンクのサードリチャードの判断ミスでもらった1点であった。

6回1アウト満塁の場面、中村の打球はサードゴロ。その打球を捕球したリチャードは3塁ベースまで走り2塁ランナーを封殺した上で1塁に転送した。しかし、5-5-3の併殺は成り立たない位置で捕球したことを判断できず、本塁に送球していれば無得点で終わった可能性のある場面である。

この試合は相手野手の野球脳の低さがライオンズの勝利をもたらした格好となったが、ライオンズ野手にも野球脳が足りない選手がいることを忘れてはいけない。

前の試合でヒーローとなった若林は、7回追加点が欲しい場面でバントを決められず、打てのサインに代わったところでクソボールに手を出して3球三振である。若林に限らず、野球脳の低い野手が多いが、監督が監督だけに仕方ないのだろうか。

抜群の投球

武内がとにかく素晴らしい。4登板すべて7回以降まで球数少なくテンポよくマウンドに立ち続けている。援護点がなく、ルーキーの時の隅田のように苦しむかと思ったが、淡々と自分のピッチングをする姿は素晴らしいの一言である。

どの球種も精度よく投げられ、さらに強い精神的を持っていることがストロングポイントだろう。この試合は8回でマウンドを降りたが、完封、完投してもおかしくない内容である。次のチャンスではアブレイユに替えることなく、武内続投を期待したい。

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