【ソフトバンク8回戦】延長戦の連敗が15でついに止まった

2024年5月4日 ソフトバンク8回戦

粘投した今井には勝ちはつかなかったものの、延長戦での連敗は止めた。最後に決めたのは送球エラーで同点を許した外崎であった。

これでライオンズは5月ですでに2度目のサヨナラ勝ちで今季初の3連勝を決めた。

今井が今季ワーストの投球

今季は制球よく投げる今井であったが、この試合では序盤から制球に苦しんだ。三者凡退は2回のわずか1イニングのみ。8本のヒットを浴び、4つの四球を与えた。

今季の今井は制球を乱しても修正する能力があったが、この試合では修正できなかった。味方打線に援護をもらい2点リードがあったものの、7回に同点に追いつかれて降板。

ただ、調子が悪いながらも7回まで3失点で投げたのはさすがである。次の登板では、無双する今井の投球が見たい。

決めたのは外崎

いろんな意味で試合を決めたのは外崎であった。

1点リードの8回、1アウト1,2塁で周東の当たりはショートへの強い当たり。併殺でピンチ脱出かと思われたが、外崎が1塁へショートバウンドの送球でファースト渡部が捕球できず、同点を許した。

第1打席ではエンドランの場面で空振りして1塁ランナーがアウトとなった。打てない守れないでは起用する場面がなくなるところ、最後の最後に取り返した。

お立ち台に上がった外崎であるが、「すいませんでした」と発言してもよかったのではないだろうか。

ベンチワークの差

サヨナラの場面、ノーアウト1、3塁からソフトバンクベンチは若林を迷わず敬遠して満塁策。さらに、アギラーが併殺に打ち取ると、佐藤龍を敬遠して再度満塁策。

ソフトバンクベンチはバッティングの調子が悪いアギラーと外崎で迷わず勝負することを選択した。

一方のライオンズベンチは、アギラーをそのまま打たせて最悪の内野ゴロゲッツーである。三振は許せるが、内野ゴロゲッツーだけは許されない場面で、相手の思い通りのバッティングである。

なぜ中村を代打で出さないのか。結果は同じ併殺打になった可能性もあるが、アギラーより中村の方が期待できるのは間違いない。結果外崎はサヨナラ打を放ったが、ただ選手を信じて何も手を打たないのは采配ではない。

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