2024年5月29日 中日2回戦
交流戦2戦目は、ライオンズ隅田とドラゴンズ小笠原の投げ合い。両投手がスコアボードにゼロを並べ、均衡を破ったのは6回ライオンズであった。
先頭源田がヒットで出塁するももの、岸が送りバント失敗。しかし、続く外崎の打席でエンドランに成功し、打球は外野には抜けなかったものの内野安打で1アウト1,3塁のチャンス。ここで4番中村が三振してチャンスを潰したと思われたが、蛭間の当たり損ねの打球が幸いし内野安打で先制点を奪った。
隅田は7回まで球数少なく完投ペースで投げていたが、8回に2本のヒットでピンチを招いた。ここで代打大島の3塁ファールグラウンドへの打球を佐藤龍がフェンスに激突しながらもボールを落とさず、ファインプレーでピンチを凌いだ。
最終回は、アブレイユが登板。しかし、そのアブレイユが2四死球で自作自演のピンチを招いたが、最後はピッチャーゴロ併殺に打ち取りゲームセット。
8回無失点の隅田が久々の3勝目。渡辺監督代行が2戦目で初白星を挙げた。
隅田の好投
隅田は先頭打者を出すことなく、8回を投げ、99球、被安打4、奪三振6の好投。7回までの内容であればマダックス達成も可能かと思われたが、8回に2アウトからピンチを招いたことは反省か。
投球に関しては文句ないのだが、問題はバッティングである。
7回2アウトランナーなしの場面で隅田の打席、1塁へ走り出す瞬間に躓き転倒した。
6回まで無失点で好投しており、完投完封も狙える内容である。ホームランを打てるようなバッティングのいい投手であれば打ってもいいが、2アウトランナーなしで無理して打つ必要はない。以降の投球に集中するべきである。
あの場面、三振で帰ってくればいい打席であるが、ベンチからの指示は何もなかったのだろうか。足が攣ったということらしいが、ヒヤリとする場面であった。
気迫のプレー
先制点の場面では、蛭間が1塁へヘッドスライディングでタイムリー内野安打。8回のピンチの場面では佐藤龍がカメラマン席に飛び込みながら、頭から落ちてもボールを落とさずピンチを凌いだ。
気迫のプレーが随所に見られたいい試合であったが、怪我だけは十分に気を付けてほしい。
コメント