2024年6月12日 広島2回戦
長い長い悔しい連敗がやっと止まった。止めたのは隅田知一郎。先発の隅田は、初回からどうなることかと思われるような球が上ずったピッチング。しかし、そこから立て直し尻上がりのピッチング。
打てない打線が5回、代打滝澤のヒットから集中打。元山のタイムリーで先制すると、西川、中村、陽川と立て続けにタイムリーが出て一挙5点を上げた。
5回の援護点をもらった隅田は、5回から8回までは完璧な投球で9回もマウンドに上がると、9回にヒット2本を浴びたものの最後はチェンジアップで空振りを奪ってゲームセット。隅田は99球でぎりぎりマダックスを達成した。
お立ち台に上がったのは…
試合後、お立ち台に上がったのは先制打の元山、追加点の三塁打を放った西川、そして完封した隅田であった。
個人的にはビックイニングのきっかけを作った滝澤が隅田に次ぐヒーローではないかと思う。滝澤は好投の広島森下に対して代打で出場し、7球粘った上にヒットで出塁した。滝澤は今季打撃が非常に成長している。特に粘れるのは今のライオンズ打線には貴重な存在である。
エラーもしていない佐藤龍を5回で代えた滝澤起用は不可解ではあるが、もう少し滝澤を重用してもいいのではないだろうか。
勝ったはいいが
やっと連敗を止めて勝ったこと自体は喜ばしいが、勝利が続けることが大事である。
懸念点は間違いなくアブレイユだろう。6月4日以降登板がなく、間隔が空きすぎているだけでなく、前回登板は今井の完投勝利を消した投球である。
他に9回に投げる投手がいないが、アブレイユをはじめリリーフ陣がしっかりしてくれないと勝利を積み重ねることは難しいだろう。
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