【オリックス19回戦】佐藤龍の殊勲打で1-0で勝利

2024年8月20日 オリックス19回戦

久しぶりの群馬での試合、先発高橋光成はあいかわらずピリッとしないピッチングであった。球速の出ないストレートの球数を減らし、変化球でかわす投球であったが、毎回ヒットを打たれて苦しいピッチングであった。

ランナーを背負いながらも何とか無失点で抑えた高橋は5回を投げたところでマウンドを降りた。5回76球、被安打7奪三振3無四球であった。これまでの登板と比べれば多少いいのかもしれないが、決していいピッチングだったとは言えない内容であった。

打線はまたもや好投手に抑えられる貧打線であったが、7回にこの試合唯一と言ってもいい最大のチャンスを作ると、佐藤龍が一振りで決めて貴重な先制の1点をもぎ取ると、ボー、アブレイユのリレー。

最後はアブレイユが四球で出したランナーを牽制で仕留めてゲームセット。ライオンズは1-0で勝利を飾った。

ベンチが結果オーライの采配

7回先制点の場面、四球で出た野村に代走山野辺を送った。ここで4番山村であったが、おそらくサインは「打て」であろう。

山村は2球目のレフト線へのファールを見るとなんとしても引っ張ろうというバッティングではなく、進塁打のサインではないだろう。したがって、ただ「打て」のサインである。

高松が2軍降格となり、現在の代走1番手は山野辺である。その山野辺を比較的チャンスに強い野村に代走として起用したのであれば、勝負のイニングである。

山村は4番バッターではなく4番目のバッターである。代走を起用したのであれば、送りバントでもよかったし、積極的にいくならエンドランでもいい。しかし、サインはただ「打て」である。

結果、山村はバウンドの高いゴロが内野安打となり、相手のエラーも誘って1,3塁の大きなチャンスとなった。しかし、これは結果オーライである。ベンチが結果オーライの采配をしてはダメである。1点を取りに行く意思を持って采配をしてほしいものだ。

ただ、続く佐藤龍のバッティングは素晴らしかった。比較的初球を見送ることが多い佐藤龍であるが、投手の代わり際の初球を思い切り叩いた。初球からちゃんと準備ができ、集中していた素晴らしいバッティングであった。結果オーライの采配を佐藤龍が救ったと言っても過言ではないだろう。

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