2025年5月28日 楽天8回戦
先発渡邊勇太朗が今季のベストピッチ。7回を散発3安打無失点99球であった。いつもはボール先行で苦しむピッチングであるが、この試合はコントロールが非常によかった。
打線は初回に無死満塁からネビンの犠飛、長谷川のタイムリーヒットで2点を挙げると、6回には長谷川の2本目のタイムリーヒットと外崎の犠飛で3点を追加。8回には相手のエラーからつかんだチャンスに元山がダメ押しのタイムリーヒット。
渡邊勇太朗を継いだ山田とラミレスが完封リレーでゲームセット。ライオンズが今月7度目の完封勝ちを決めた。
やはり問題は打線
試合後、西口監督もインタビューでもコメントしていたが、初回の攻撃が非常に問題である。2点を取って再度満塁とした1アウト満塁のチャンスで外崎が初球ポップフライ、続く古賀も初球ポップフライである。何を考えて打席に立っていたのか、これで楽天先発の瀧中を立ち直らせてしまった。
さらに6回の追加点の場面であるが、連続ヒットで無死1,2塁から長谷川にはバントのサイン。しかしバントを決められず、強攻した結果のタイムリー3塁打である。
そして、外崎の犠飛で3点目を奪ったあと、古賀の打席で源田がスタートしたが、2塁で余裕のタッチアウト。アウトになった後、源田は2塁上で呆然としていたが、おそらくエンドランのサインが出ていたと推察する。
つまり、スイングすらしなかった古賀の見落としか、源田の勘違いのいずれかである。いずれにしても、6回にベンチから出たサインは何一つ遂行できていないわけである。結果オーライではダメである。
シーズン開幕当初、日本ハム新庄監督はホームランを打った野村にダメ出しを出した。2塁打を打てという指示にホームランではダメだと。さすがに2塁打を狙ってホームランにダメ出しは厳しすぎるが、バントやエンドランの作戦はきっちり遂行できるようなスキルが必要である。
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