【日本ハム5回戦】若林が2本塁打3打点で今季初のサヨナラ勝利

2024年5月1日 日本ハム5回戦

「月が変わるのでがんばります」という松井監督の訳の分からないコメントが功を奏したのか、ライオンズは5月最初のゲームを今季初のサヨナラ勝ちで制した。

好投の松本が8回1失点ながら勝ちが付かず、アブレイユが来日初勝利。全打点を挙げた若林がこの試合のヒーローであった。

全打点の若林

スタメンを見たときは6番若林に絶望したが、終わってみれば若林が2本塁打で全打点を叩き出した。3打点で勝利に貢献したことは素直に評価したい。

ただ、本塁打は2本とも初球である。初球で捉えられればいいが、今後も球数を投げさせることのない打撃は続くだろう。

積極性という言葉で誤魔化してしまってはダメである。明日以降も若林のスタメンが続くことになるのだろうが、この1勝でその後の多くの敗戦を生み出さないことだけを祈りたい。

勝ったもののベンチは無策

若林が決めてくれたからよかったものの、相変わらずベンチは無策、勝負勘のない采配が続く。

5回1アウトから1,3塁のチャンスを作ったが、続く長谷川に対して特に作戦はなかった。第1打席で3球三振してことを考えれば、スクイズ、セーフティースクイズがあってもいい場面である。

ゴロゴーだったのだろうと推測するが、打たせるにしても、外野フライが打ちにくい低めに手を出さないような指示すらなかったのだろう。結果、長谷川は全部低めのボールに手を出して4球三振である。

さらには、7回先頭の佐藤龍がヒットで出塁したが、代走の児玉を送った。佐藤は出塁率が高く今のライオンズ打線ではヒットが一番期待できる打者である。その打者を9回に打席が回ってくるにも関わらず、同点の場面で早々に交代。

おそらく、1本のヒットで生還できるようにという意図だろう。5回の長谷川の打席も同様であるが、あくまでもヒットで点を取ることしか考えていないのが非常に残念である。

結局、本塁打2本で勝利ということは、ベンチは何もしてないのと一緒である。「月が変わって」悪い流れが変わればいいのであるが…

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