2024年4月16日 ロッテ3回戦
5連敗中のライオンズは、5連敗の始まりとなったロッテとの2週続けての2連戦、連敗の最初敗戦投手となった平良が先発した。
強風でコンディションが悪い中、平良は序盤から制球が定まらず、球数が多い苦しいピッチング。3回まで毎回四球でランナーを背負い、3回に先制点を献上した。3回までの球数は79球。5回まで持つのかという内容であったが、4回以降は急に省エネピッチング。6回まで1失点で投げ切り、98球でマウンドを降りた。
5回までロッテの先発唐川パーフェクトに抑えられていたライオンズ打線は、6回に今季初一軍の長谷川がチーム初安打。そして、唐川がマウンドを7回、2つの四球でチャンスを作ると、山村が強風にも負けない完璧な当たりをライトスタンドに叩き込んで逆転に成功した。
しかし、その裏、平良を継いだ本田が誤算。2アウトまでこぎつけたものの、本田はポランコに痛恨の同点弾を浴びてしまった。8,9回は両チーム無得点で試合は延長戦に突入。
延長10回は佐藤が無失点で抑えたものの、11回に増田が力尽きた。たった2安打では勝てるわけもなく、連敗は6に延び、今季9敗のうち3度目のサヨナラ負けとなった。
継投は…
7回にマウンドに上がった本田が打たれた。本田ではなく佐藤でもよかったという考えもあるだろうし、ポランコに対してワンポイントで佐藤かヤンという考えもあるだろう。ただ、結局は結果論になってしまう。
個人的には7回も平良続投でよかったのではないかと思う。序盤は球数が多かったものの、4-6回はいいテンポで球数少なく抑えていた平良である。そのままの流れで、勝ち投手の権利をもらった7回も平良に投げさせてもよかったと思う。
いずれにしても先発陣の防御率に対して、リリーフ陣の防御率が悪すぎる。少しでも先発投手を引っ張るべきではないだろうか。
1番、2番打者が…
選手起用がことごとく外れるライオンズベンチであるが、金子、元山の打率1割コンビで1番、2番を打たせるのはちょっと理解できない。
コルデロが打撃不振で2軍に落ちたが、金子はコルデロより打っていないのである。守備力は圧倒的に金子だが、守備を買って起用するのであれば1番起用はおかしい。結局、1番金子はこの試合、バットにボールが当たる気配がなく。3つの空振り三振である。コルデロを落としたのであれば、金子も2軍に落とすべきである。
2番元山も2度目のスタメンになったが、早打ち凡打の山。金子と元山でほとんど球数を投げさせることができず、出塁はゼロである。
せっかく長谷川を上げたのであれば、ただスタメンで起用するのではなく、1番や2番で起用するなど思い切った采配が見たいものである。
コメント
攻めも守りも、ポイントがずれているようである。後手を踏んでいる。こうなると、連敗脱出はかなり厳しいだろう。チームの育成には、この指揮官では難しい気がします。日ハム新庄監督の采配で感じられるわくわく感が感じれない。実際、日ハムは近き将来強くなると思う。万波選手が確実に成長している。走、攻、守が凄い。