【巨人3回戦】投打の噛み合った試合で交流戦最終戦に勝利

2025年6月22日　巨人3回戦

先発武内が立ち上がりから苦しいピッチング。初回にいきなり2者連続ヒットを浴びてピンチを作った。ここで長谷川のビッグプレーが飛び出した。ライトへの飛球に2塁ランナーのタッチアップを3塁で捕殺。武内は無失点で切り抜けると、直後の2回にはバットで自身を助けた。

2回ノーアウト満塁から武内の打順で、2球目のストレートを振りぬくと、打球はライトの深い位置まで飛んだ。武内の犠飛で1点を先制すると、西川も犠飛で続いて2点目を追加。

3回には源田のピッチャー強襲ヒットで3点目を奪うと、4回から武内は立ち直り、去年のいい時のピッチングを取り戻した。

6回に滝澤のタイムリーヒットで4点目を奪うと、武内は6回を抑えたところで降板。6回97球無失点で今季では一番のピッチングであった。

ライオンズはさらに9回、炭谷のタッチアップ激走から中村のヒットで5点目を奪うと、最終回は平良が締めて完封リレー。2試合連続逆転負けの鬱憤を晴らす投打の噛み合った勝利であった。

守備で勝った試合

初回の長谷川のビッグプレーに続き、5回には再び長谷川のダイビングキャッチ。8回には源田のバックハンドトスで併殺を完成させると、滝澤も好プレーで続いた。

14安打打った打線よりもたまらんプレー連発で、2失策の巨人に守備で勝った試合と言える内容であった。

交流戦で野手の入れ替えが少なすぎた

打てない打者にこだわりすぎる采配が顕著であった西口ライオンズであった。

この交流戦最終戦でも、4点リードの7回、もう1点欲しい1アウト満塁の場面で、代打で外崎を送った。その外崎は初球を打ち上げ、内野フライで得点を奪うことはできなかった。

外崎をスタメンからようやく外すようになったのはいいが、いつまで1軍で使い続けるのか。外崎に限らず、高松、元山、セデーニョも同様である。

交流戦が終わり、渡部聖が戻ってくるだろう。仲田も使える目途が立ったのではないだろうか。下では岸や野村の復帰している。打てない打者にこだわって使い続けず、もっと柔軟な選手起用が望まれる。