2024年4月5日 日本ハム1回戦
開幕3カード目は北の大地で日本ハムとの3連戦。先発が一回りして、今井達也が2度目の先発となった。
立ち上がりからコントロールのいい投球の今井であったが、2点の援護点をもらって以降5回から立て続けにピンチを背負った。
5,6回は無失点で凌いだものの、7回に今井はとうとう捕まった。連打と四球でノーアウト満塁のピンチを作ると、センターへの犠飛を浴びて1点を失った。さらに、続く打者にヒットを浴び、ライト若林のエラーが絡んで今井は同点を許した。今井は、同点の後も2安打を打たれたが、西川の好返球もあり失点は2点で抑え、この回でマウンドを降りた。
8回からは勝ちパターンの継投で甲斐野、アブレイユが無失点で抑えたが、打線が得点を奪えずに延長戦に突入。12回まで打線が得点できず勝ちがなくなったライオンズは最終回に豆田を投入。その豆田はストレートが高く連打を許すと、ノーアウト満塁のピンチを迎え、マルチネスに犠飛を決められてジエンド。
延長12回で6安打2点のライオンズが13安打の日本ハムに勝つというのは甘かったか。4時間を優に超える長い試合で負けたショックを引きずらないことを祈りたい。
打線を組み替えたのはいいが…
1番は金子に代わって源田を起用し、アギラーをDHに入れて、元山を3塁、佐藤を1塁で起用した。金子に代わって外野に入ったのが若林である。
金子を外すのはいいが、若林の起用が解せない。もし、北海道での試合だからという理由で若林を起用するのであれば、絶対にやめるべきである。
その若林は打てないだけでなく、エラーで同点となる2点目を献上した。打てない守れないでは全く起用する意味はない。北海道での試合であり、明日以降の代わりの選手を呼ぶのは現実的ではないかもしれない。あと2試合は若林をベンチに置いておくしかないのではないだろうか。
今井は田宮にやられた印象
7回を投げ10安打を浴びた今井であったが、日本ハムの田宮一人にやられた印象である。
1回は球数少なく完璧な立ち上がりの今井であったが、2回の田宮の初打席で粘りに粘られて14球目で見逃しの三振を奪った。しかし、5回の第2打席では8球粘られてセンターへのヒットを打たれ、問題の7回にはノーアウト2塁からレフトにヒットを打たれた。
1打席目は三振を奪って気合の表情の今井であったが、2安打を打たれて完全に今井の負け。球数を投げさせた上に今井から2安打した田宮はアッパレである。
謎の采配ばかり…
まずは7回の今井の続投である。同点に追いつかれてなお1アウト1,2塁のピンチの場面で交代させてもよかったのではないだろうか。制球できている今井であれば、今井と心中してもいいが、7回は明らかにどの球種も制球できていなかった。1イニングで5安打1死球で制球を乱しても交代させない采配は謎である。
さらには8回の1アウト1,3塁のチャンスの場面、3塁ランナー古賀で打者西川にはセーフティースクイズのサインであった。結果、古賀は本塁でタッチアウトとなった。スクイズをするのであれば、古賀に代走を出してもいいし、代走を出さないのであれば、セーフティースクイズではなくスクイズをするべきである。ベンチがもっと腹をくくるべきである。
さらなる謎采配は、8回に登板した日本ハム金村の回跨ぎである。延長を見据えた戦いとはいえ、謎すぎるリリーフの回跨ぎであった。
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